こんにちは!
私はビジネス本や自己啓発本を月に10冊以上、年間にすると120冊以上読んでいます。10年以上続いているので1200冊以上は読んでいると思います。そんな私が数あるビジネス書・自己啓発書の中でおすすめしたい本をご紹介していくという企画がスタートしました。
2回目の今日ご紹介する本はこちら!夢をかなえるゾウ です。おすすめ度:
この夢を叶えるゾウはシリーズになっています。3冊全て面白いし学べることは沢山あるのですが、「まずは夢をかなえるゾウ1」からご紹介したいと思います。
なぜ自己啓発って大事なの?
なんとなく胡散臭そうって思ってない?
本の説明に入る前に、「なぜ自己啓発が大事なのか」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれないですね。私もちゃんと勉強するまでは「なんとなく胡散臭い」「よくわかんないけど怪しい」みたいな先入観持ってましたもん。
でも簡単に言うと自己啓発というのは「自分の能力や心を成長させるために学ぶこと」「理想の自分に近づき、夢や目標を達成するために訓練すること」なんです。
- もっと成功したい
- もっとお金を稼ぎたい
- 人間関係を円滑にしたい
- 人生の目標をつくりたい
- 人から愛される人間になりたい
など、人には夢や目標があると思います。そして 種類や規模は違えど 「◯◯したいけどできていない」という挫折や悩み・苦しみ、不安、不満、課題などを抱えて生きている人がほとんどだと思います。
自己啓発では、実際に成功した人がどんな考えでどんな行動をとっていたのか、悩みを解決するためにはどんな思考になればいいのか…などということを学ぶことができます。
そして自分自身を成長させることができるんですね!
よく自己啓発を宗教と混同している人もおられますが、自己啓発は自分自身を成長させるためのものです。もちろんそのためにメンターや尊敬する人などはいるかもしれないけど、誰かを崇拝するとか、誰かを信じていれば願いが叶う、とか…そういうことではないんですよね。
あくまでも自分で行動して自分を変えていく。自分を成長させていくことが「自己啓発」です。
夢をかなえるゾウ は小説のように読み進めることができ、クスリと笑える物語です。今まで自己啓発が苦手だと思っていたような方でも楽しんで読むことができるのではないでしょうか。
では夢をかなえるゾウ の詳しいあらすじを見てみましょう。
「夢を叶えるゾウ」のあらすじ
関西弁のガネーシャ(神様)と主人公
夢をかなえるゾウにまず出てくるのは主人公と1匹のゾウ。ゾウはガネーシャという名前の神様です。
このガネーシャ。なぜか関西弁なんですよね。そして口も態度もデカい(笑)
ガネーシャは主人公に契約を結べと言い寄ります。でも、その契約は『もしガネーシャの教えを守らなかった場合、夢が絶対叶わなくなる、そして成功者になれず普通のしょーもない人生を送ることになる』というものなのです!
守らなかったら大変なことになってしまいますよね!
主人公も、本当にガネーシャの言うことを信じたら成功できるのか半信半疑ではあったのですが…「変わりたい」という強い想いがあったため、ガネーシャとの契約書にサインをしてしまいます。
今まで、恥ずかしい思いをしたり、嫌な思いをするたびに、今の自分を変えたいと思ってきたけど、結局一晩寝たら、なんとなくどうでもよくなって、何か新しいことをはじめるのが面倒くさくて、まあいっかって、いつもそうやって忘れて今日まで生きてきたんだけど、でも、心のどこかでは、いつか変わらなければ、何かを変えなければ、とりかえしのつかないことになるんじゃないか、そんな予感がずっとしていた。
引用:honto-夢をかなえるゾウ
このままで終わりたくないと思っている。お金持ちになりたい。ちやほやされたい。成功したい。有名になりたい。なにか、こう、自分にしかできないような大きい仕事がしたい。今のままじゃダメだ。それは分かってる。でも、「変わる」って。口にするのはとても簡単だけど、実行するのがこんなにも難しい言葉はないんじゃなかろうか。
引用:honto-夢をかなえるゾウ
今まで、僕は何度も何度も、変わろうと決心してきた。目標を決めて毎日必ず実行しようと思ったり、仕事が終わって家に帰ってきてからも勉強しようとするのだけど、でもだめだった。「やってやる!」そう思ってテンションが上がってる時はいいけれど、結局何も続かなくて、三日坊主で終わってしまって、もしかしたら「やってやる!」って思った時より自分に対して自信を失っていて……そんなパターンばっかりだった。
変わりたいと思う。
でも、いつしか「変わりたい」という思いは、「どうせ変われない」という思いとワンセットでやってくるようになっていた。
引用:honto-夢をかなえるゾウ
こんな風に、「変わりたい!」と思って色々頑張ったけど結局変われなくて諦めてしまっている人って、実は結構多いんじゃないかと思うんです。この物語の主人公は読者側の気持ちを代弁してくれている感じですよね!
主人公のサクセスストーリー
無事に契約成立したので、主人公はガネーシャから最初の課題をもらいます。
最初の課題は「靴をみがくこと」
靴を磨くことが果たして成功につながっているのか・・・?主人公は疑問に思うばかり。
でもガネーシャはこう言います。
「自分、イチローくん知っとる?」
イチロー?
ガネーシャの口から意外な単語が飛び出したので、すぐには何を指す言葉か分からなかった。僕はゆっくりと確認するようにして話した。
「イチローって……もしかしてメジャーリーガーの鈴木一朗選手のことですか?」「そや。そのイチローくんや。ええか? イチローくんはな、他の選手が先に帰っても、ずっと残ってグラブみがいてんのや。彼はな、小学生のころからそうしとんのや。『神聖な商売道具を粗末に扱うことは考えられない』言うてな。そういう仕事に対するまっすぐな姿勢があるからメジャーでずっとトップ取れてるんやで」
「へえ、そうなんですか……。それは、知らなかったです」「ところで聞くけど、自分の商売道具ってなんや?」
「うーん……」
「靴や! ちゅうか、話の流れからしたらここは確実に靴やがな。アホかお前は。ええか? 自分が会社行く時も、営業で外回りする時も、カラオケ行ってバカ騒ぎしてる時も、靴はずっと気張って支えてくれとんのや。そういう自分支えてくれてるもん大事にできんやつが成功するか、アホ!」
引用:honto-夢をかなえるゾウ
このように、課題に対して「なぜその課題をしなければいけないのか」などを関西弁で教えてくれているんですね。口は悪いのですが、この軽快な口調だからこそ、抵抗感なくすんなり頭に入ってきますよね。
他にも沢山課題があって、その課題の意味を書いてくれているのですが…。実際に本を読んでもらいたいので、あらすじはここまで。
この本を読見終わったら、あなたも「よし、頑張ろう」「自分も夢を叶えたい」という思いを抱いているかもしれません。成功を手に入れた主人公になった気持ちで、成長を感じたかも知れませんね。
こちらの本はhontoで買えます。電子書籍だといつでもどこでも読めて便利。ポイントもたまります!
「夢をかなえるゾウ」で伝えたいこと
ガネーシャが出す課題
さて、ガネーシャは主人公の男性を成功に導くために1つずつ課題を出していましたが、主な課題は以下のようなものです。
- 靴をみがく
- コンビニでお釣りを募金する
- 食事を腹八分目におさえる
- 人が欲しがっているものを先取りする
- 会った人を笑わせる
- トイレ掃除をする
- まっすぐ帰宅する
- その日頑張れた自分をホメる
- 1日なにかをやめてみる
- 決めたことを続けるための環境を作る
- 毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
- じぶんが一番得意なことを人に聞く
- 自分の苦手なことを人に聞く
- 夢を楽しく想像する
- 運が良いと口に出して言う
この課題を見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんね。
特に自己啓発のセミナーやや社内研修、本などで少しでも自己啓発の勉強をした経験のある方は、「どこかで聞いたことのなる内容だな」「どこの自己啓発書にも書いているようなありふれた内容だな」と思うでしょう。
そう!この夢をかなえるゾウ に出てくる課題というのは、すごく基本的で簡単なことばかりなのですですので、この本で言いたいのは「靴を磨きなさい」「募金をしなさい」「トイレ掃除をしなさい」ということだけではないんですよね。
もちろん大事なことです。全て大事。
だけど、この本が一番伝えたいのは、
「信じて行動すること」
ここにあると思います。
行動することこそに意味がある
ガネーシャから靴磨きをするように言われた主人公は「これが成功に直結するとは思えない」とガネーシャにもっと別の課題を出してもらおうとします。
「成功しないための一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。そんなもん、当たり前やろ。成功するような自分に変わりたいと思とって、でも今までずっと変われへんかったっちゅうことは、それはつまり、『自分の考え方にしがみついとる』ちゅうことやんか」 そしてガネーシャは僕を見て言った。「自分が成功でけへんのはなぁ……今さっき『靴みがきして意味あるの?』と考えたまさにその考え方にすべての原因があるんやで」
ですが、その「人の言うことを聞かないこと」が成功しない原因なんだ!と叱られてしまいます。
今まで成功していないにも関わらず、「成功ってこうやってするものだ」「こんなことをしても成功できるはずがない」などという固定観念を持ってしまっているんですね。
まずは信じて行動すること。固定観念に縛られずになんでもやってみることが成功者になるの近道なんですよね!
レビューや・SNSでのつぶやきをご紹介
さて、ではこの本を実際に購入した方々のレビューやつぶやきを載せておきます。参考にしてみてください!
関西弁を操り、とてもコミカルな、そして人間臭さが残る愛すべき(というとなれなれしいと怒られるかも)インドの大衆神、ガネーシャ。でも言っていることはとても説得力があり、本来の神の姿を醸しだす。しかしながら、その様な人を説得すべき事柄を、いとも簡単に笑いを作りながら、そして過去の偉人を「ちゃん」扱いし手玉にとりながら説明する様は、「こんな風にして自慢しよるおっさんおるおる!」って感じでとても楽しく読める。哲学にも通じる様な話が笑いながら読めるとは素晴らしいとは思いませんか。
人間の弱さを明るみにし、人間として夢を実現する者がしなければいけないことをきちんと指導する、ガネーシャの言うことを、我々がどう受け止め、どう行動するのか、よく考えなければならない。本書はガネーシャの語録が最後にまとめられている。またガネーシャの薀蓄とも言える、過去の偉人の索引まで載っている。引用文献もしかり。まさしく、哲学書の体をなした本書に記載のことをいかに実践するかが、大事なんだよなぁ。
引用:honto-夢をかなえるゾウ
この本は私が中学生のときに親に買ってもらってから、しばらく読んでなかったのですが、社会人になってから再度読み返したらみると、当時よりも自分に深く刺さりました。人生にくすぶっている主人公と自分が重なったのだと思います。
この本は全ての教えに具体的な行動方法が記載しているので読んで終わりにならないです。自己啓発系の本は行動しないとなんの意味もないので、その点は心配いらないです。
話の流れは主人公とインドの神様であるガネーシャの会話方式で進んでいきます。そのやりとりがめちゃくちゃ面白いので止まることなく一気に最後まで読めます。
引用:honto-夢をかなえるゾウ
本の構成にしたがって、1日1課題ずつ読んで実行していきました。そのような読み方ができるおかげで、ほかの自己啓発本に比べて確実に実行にうつすことができました。主人公と同じように「次はどんな課題かな?」とわくわくしながら過ごす毎日は楽しかったです。一度読み終わったのですがまだ達成できていない課題もあるので、2週目を始める予定です。日常に少しの変化を与えたい、という人におすすめします。
引用:honto-夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウの最後の課題が毎日、感謝をするということなんですがこれは人生が成功していると証明するための前提条件のようですね。自分に欠けているところがあるから努力してそれを満たそうという流れではなくて自分が満たされているから他人を喜ばせることができるという流れなんですね。深い。
— 杉中出帆 (@IzuhoSuginaka) April 26, 2020
https://twitter.com/shiftswitch4/status/1193161503291011072
https://twitter.com/kougakubutakara/status/1249568705509351425
まとめ
今回は夢をかなえるゾウのご紹介をしました。
1は基本的内容ですが、2.3と読み進めていけば、課題もその課題を行う意味もレベルアップしていますので、ぜひ一緒に読んでみてくださいね。